お使いの Vault がメールを受信するよう設定されている場合、適切な権限を持つユーザはメールレコードを表示し、それらに対してアクションを実行することができます。

メールオブジェクトおよびライフサイクルについて

Vault は、受信メールアドレスに送信されたメールごとに新規メールオブジェクトレコードを作成します。このレコードには、メールに関する主要な情報 (例: 送信者、受信者、件名) を含む多数のフィールドを含み、添付ファイルを含む元のメールをダウンロードするアクションを提供します。

これらのレコードは、以下のような状態でライフサイクルに入ります:

  • 新規: Vault はメールを受信し、このレコードを作成し、そのレコードを設定されたメールプロセッサに渡しています。
  • 処理済み: メールプロセッサが正常に実行されました。
  • 失敗: メールプロセッサがエラーを返しました。
  • バウンス: Vaultは、バウンス理由フィールドで指定された理由のために、このレコードで構成されたメールプロセッサを実行しませんでした。

ユーザアクション

メールオブジェクトレコードには 3 つのユーザアクションが使用できます。現在のライフサイクル状態と Vault の設定によって、これらのアクションの一部またはすべてが表示されない場合があります。

  • メールのダウンロード: Vault が受信した未加工の EML (.eml) ファイルをダウンロードします。メールに添付ファイルがある場合、このアクションは EML と元の形式の個別の添付ファイルを含む ZIP ファイルをダウンロードします。これはいずれの状態のメールレコードでも行うことができます。
  • 処理メール: Vaultが設定されたメールプロセッサに送信されなかった電子メールを処理するプロセス。このアクションは、メールレコードがバウンス状態にある場合にのみ使用可能です。
  • メールの再処理: メールレコードを設定されたメールプロセッサに返送してプロセスを再試行します。このアクションは、プロセッサが予期しないエラーを返し、問題なく作業を再試行できることが予想される場合、あるいはメールプロセッサが再設定された場合にのみ行うことが推奨されます。このアクションは、メールレコードが失敗状態にある場合にのみ使用可能です。
  • メールの削除: メールレコードと関連付けられたすべてのファイルを削除します。このアクションは、メールレコードが処理済みバウンス、または失敗状態にある場合にのみ使用可能です。

メールの削除

Vault は、メールの削除ユーザアクションを使用して手動で削除されるまで、受信メールを保存します。将来的には、Veeva は、自動メールパージを行い、保存されたメール、それらの添付書類、およびメールメール済みドキュメントのレコードを一定期間後に削除する可能性があります。