Vault は、治験ドキュメント、TMF 関連オブジェクト、監査証跡を含む治験のアーカイブをワンクリックでサポートし、臨床試験完了後の監視を可能にします。治験のアーカイブおよびアーカイブ済み治験へのアクセスを行うには、この機能に設定が必要です。

設定の概要

治験アーカイブを開始ユーザアクションは、アーカイブの管理権限を持つユーザの場合、治験終了ライフサイクル状態で自動で利用可能ですが、他の状態では設定できません。

治験アーカイブを開始ユーザアクションの設定

治験オブジェクトの特定のタイプに治験アーカイブを開始ユーザアクションを設定することができます。

  1. 管理者 > 設定 > オブジェクト > 治験 > オブジェクトタイプに進みます。
  2. オブジェクトタイプタブで、アクションをクリックします。
  3. アクションメニューでオブジェクトタイプの編集アクションをクリックします。
  4. チェックボックスを選択して、特定のオブジェクトタイプに治験アーカイブを開始ユーザアクションを割り当てます。
  5. 保存をクリックします。

治験オブジェクトタイプ

治験オブジェクトの特定のタイプに治験アーカイブを開始ユーザアクションを設定することができます。アクションラベルには治験アーカイブを開始の使用が推奨されます。

治験ライフサイクル状態

該当するすべての治験のライフサイクル状態の治験アーカイブを開始ユーザアクションを設定します。アクションラベルには治験アーカイブを開始の使用が推奨されます。

治験アーカイブアクションのアトミックセキュリティ

適切なユーザのみがアクションにアクセスできるように、該当する治験ライフサイクル状態に治験アーカイブを開始ユーザアクションのアトミックセキュリティを設定する必要があります:

  1. 管理者 > 設定 > オブジェクトライフサイクル > 治験ライフサイクル > 状態 > に進み、状態セクションの該当する状態をクリックします。
  2. アトミックセキュリティ: アクションセクションで編集をクリックします。
  3. 状態を「アーカイブ」に変更治験アーカイブを開始アクションのデフォルト状態動作非表示に設定します。
  4. アーカイブ作成者が状態を「アーカイブ」に変更治験アーカイブを開始アクションを実行できるように、+ ロールオーバーライドをクリックします。
  5. ダイアログで、適切なアプリケーションロールを選択して OK をクリックします。
  6. アーカイブ作成者ロールの状態を「アーカイブ」に変更治験アーカイブを開始アクションのオーバーライド動作を実行に設定します。
  7. 管理者 > 設定 > オブジェクトライフサイクル > 治験ライフサイクル > 状態 > アーカイブ済みに進み、アトミックセキュリティ: アクションセクションで編集をクリックします。
  8. 治験の再有効化アクションのデフォルト状態動作非表示に設定します。
  9. アーカイブ作成者が治験の再有効化アクションを実行できるように、+ ロールオーバーライドをクリックします。
  10. ダイアログで、適切なアプリケーションロールを選択して OK をクリックします。
  11. アーカイブ作成者ロールの治験の再有効化アクションのオーバーライド動作を実行に設定します。

新規の治験アーカイブユーザアクションに移行する

  1. 管理者 > 設定 > オブジェクト > 治験 > アクション > 治験アーカイブを開始 (archive_study__v) に進み、編集をクリックします。
  2. 新規の治験アーカイブを開始ユーザアクションと区別しやすいように、ラベルを「治験アーカイブを開始 (レガシー)」に更新し、 保存をクリックします。
  3. 該当するすべての治験のライフサイクル状態の新規治験アーカイブを開始ユーザアクションを設定します。
  4. 適切な治験オブジェクトタイプに新規の治験アーカイブを開始ユーザアクションを設定します。
  5. 治験アーカイブを開始 (レガシー)ユーザアクションにある既存のアトミックセキュリティを設定を、新規の治験アーカイブを開始ユーザアクションにコピーします。
  6. 管理者 > 設定 > オブジェクト > 治験 > アクション > 治験アーカイブを開始 (レガシー) に進み、編集をクリックします。
  7. 状態無効に変更し、保存をクリックしてレガシーユーザアクションを無効化します。
  8. 管理者 > 設定 > アプリケーション設定に進み、編集をクリックします。
  9. eTMF 機能セクションで、すべての状態からのアーカイブを有効化オプションを設定し、保存をクリックして新規の治験アーカイブを開始ユーザアクションを有効化します。この機能を有効化すると、Vault は治験アーカイブを開始 (レガシー) ユーザアクションを、すべての治験オブジェクトタイプおよびライフサイクルで自動的に非表示にするため、この手順を完了する前に、すべてのアトミックセキュリティ設定を、治験アーカイブを開始 (archive_study_all_states__v) ユーザアクションにコピーしていることを確認してください。
  10. 新規の治験アーカイブを開始を適切な治験オブジェクトタイプおよびライフサイクル状態に設定します。

治験実施国から治験実施施設へのアーカイブのカスケードを設定する

関連付けられた治験実施国アーカイブ済みライフサイクル状態に移行した際に、お使いの Vault が治験実施施設を自動的アーカイブするように設定することができます。アーカイブジョブの実行時に、Vault が治験実施施設治験実施国をアーカイブできるようにこれを行う必要があります。

  1. 管理者 > 設定 > オブジェクトライフサイクル > 治験実施国 > ライフサイクルに進み、状態セクションのアーカイブ済み状態をクリックします。
  2. エントリアクションセクションで、編集をクリックします。
  3. エントリアクションの作成をクリックします。
  4. アクションのドロップダウンメニューから関連するオブジェクトライフサイクル状態の変更を選択します。
  5. 関連オブジェクト治験実施施設を選択します。
  6. 状態の変更先アーカイブ済みを選択します。
  7. 関連レコードの条件のチェックボックスを設定します。
  8. 条件に、以下のライフサイクル状態で関連レコードを除外しますを選択します。
  9. 関連レコードの状態選択外を選択します
  10. 保存をクリックします。

レガシーのアーカイブ設定を削除する

治験アーカイブ機能を有効化する前に、お使いの Vault にコンテンツのアーカイブを支援する既存の設定またはビジネスプロセスが含まれる場合、これらの設定を確認し、適用できなくなったものを削除することが推奨されます。例えば、「アーカイブ済み」ドキュメントライフサイクル状態、およびサポートするアーカイブワークフローとビジネスプロセス。

ユーザは、企業管理者システム管理者または Vault 所有者のセキュリティプロファイルで、本項に記載されたすべての手順を完了することができます。

お使いの Vault がカスタムセキュリティプロファイルを使用している場合、プロファイルに以下の権限が付与されている必要があります:

タイプ権限ラベル制御
セキュリティプロファイルアプリケーション: 検索: アーカイブの管理治験レコードで治験アーカイブを開始を実行する、ドキュメントをアーカイブ済み治験にアップロードする、アーカイブ済み治験に関連付けられた新規レコードを作成する、アーカイブ済み治験のメタデータを編集する権限.
セキュリティプロファイルアプリケーション: 検索: アーカイブの表示アーカイブ済みドキュメントを表示する権限.表示権限を持つユーザは、ドキュメントを表示するために、アーカイブ済みドキュメントにロールを持っている必要があります。
セキュリティプロファイルオブジェクト: 治験: オブジェクトアクション権限: 治験アーカイブを開始: 表示治験レコードで治験アーカイブを開始アクションを表示する権限。
セキュリティプロファイルオブジェクト: 治験アーカイブ開始: 参照、作成、編集、削除治験レコードで治験アーカイブを開始アクションを実行する権限。この権限は、レガシーの治験アーカイブを開始 (archive_study__v) ユーザアクションにのみ適用されます。
セキュリティプロファイルタブ: アーカイブ: 表示アーカイブタブへにアクセスする権限。