Vault 間のドキュメント転送は、Veeva Site Connect ではバージョン固有です。これは、Veeva Clinical Network は、お使いのクリニカルオペレーション Vault と施設の SiteVault 間で、一度に 1 つのドキュメントバージョンしか転送しないことを意味しますVault ごとに個別にドキュメントのバージョン管理が行われます。ドキュメントがターゲット Vault に存在していない場合は、ドキュメント v0.1 として作成されます。
SiteVault からクリニカルオペレーション Vault に送信された既存のドキュメントは、内容が変更されていない場合、同じバージョンのままとなります。治験、治験実施国および治験実施施設フィールドは更新されます。
ターゲット Vault で受信した新しいドキュメントバージョンは、ソース Vault に存在するドキュメントのバージョンに関わらず、最新のマイナーバージョンにバージョンアップします。
例えば、ソース Vault にドキュメント v1.2 が含まれ、そのドキュメントのバージョンが含まれていないターゲット Vault に送信するとします。受信するとターゲット Vault は v0.1 を作成します。次にターゲット Vault のユーザはドキュメントを v0.1 から高バージョン v1.0 にバージョンアップし、そのバージョンをソース Vault に転送します。最新バージョンを受信したソース Vault はドキュメントを v1.3 にバージョンアップします。
Note: ソース Vault から新規バージョンを受信する場合、お使いの Vault のドキュメントライフサイクルの状態設定に応じて、お使いの Vault のドキュメントは、マイナーバージョンではなく高バージョンにバージョンアップする場合があります。Vault は、SiteVault から受信状態のタイプが固定状態に設定された同じ状態以外の状態に設定されている場合、受信するドキュメントにマイナーバージョンを新規作成します。
ユーザには、同じバージョンのドキュメントをターゲット Vault に直接再送するオプションもあります。このアクションは、ドキュメント、エクスペクテッドドキュメントリスト (EDL) 項目、ドキュメントチェックのレコードから実行できます。
表示可能レンディション
Vault は、ターゲット Vault で Site Connect レンディション (siteconnect_rendition__v
) として Veeva Site Connect 経由で転送された表示可能レンディションをアップロードします。ドキュメントの表示可能レンディションをお使いの Clinical Operations Vault から SiteVault Vault に転送すると、Vault は表示可能レンディションを「スポンサー/CRO レンディション」として SiteVault に転送します。同様に、Vault は表示可能レンディションを SiteVault からお使いのクリニカルオペレーション Vault に「施設レンディション」として転送します。
eConsent フォーム
Veeva Site Connect 経由で転送された eConsent フォームには、Site Connect レンディション および Veeva eForm の両方のレンディションが含まれます。